porous_alminium発泡アルミニウム合金は,アルミニウム内部に多数の気孔が分散した構造をしており,軽量かつ優れた衝撃吸収特性を有しています.そのため軽量化と安全性の向上が求められる輸送機器への適用が期待されております.しかしながら,その適用にはさらなる作製方法の開発,セル壁組織や圧縮特性の解明が必要です.

そこで本研究室では半溶融状態を利用して発泡アルミニウム合金を作製し,そのセル壁組織制御や圧縮特性に注目した研究を行っています.これは合金を固液共存温度域に加熱し,初晶粒子で増粘する方法です.液相線温度以上に加熱し,完全溶融させる従来法と比較して,凝固収縮量の低減と冷却時間の短縮による気孔合体抑制が期待されます.

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